3人が本棚に入れています
本棚に追加
風紀警備部隊。
街の安寧と住民の安全を守るために出来た部隊。
治安があまり良くない煌夜街に、帯刀が許される部隊だ。
部隊といっても、4つの班に分かれる。
強行班、巡廻班、特殊巡廻班、資料班。
これらが、風紀警備部隊を支えている。
その中でも、巡廻班の中にできた特殊巡廻班。
その班は、特殊能力を行使できる班。最近できたばかりだ。
その班には、『鬼姫』がいるという。
特殊巡廻班班室。
「うーん」
女性隊員が本を読みながら、唸っている。
「楓さん、どうしたんですか?」
「キヨさん、おはよう。法令の勉強し直そうと買ったんだけど、オバンには無理だあ!」
「ちょっと、楓。それ、私にも言ってんの?」
ほぼ女性ばかりの班。とても、和やかな雰囲気だ。
「おはようございます!」
男女の双子と少年が班室に入る。
「お!麻那ちゃん、和樹くん、悠介くん。高校卒業おめでとう!」
「ありがとうございます!ようやく、仕事に専念できます!和樹、悠介」
「うん」
遠野麻那と双子の弟、遠野和樹そして、同期で和樹の友人、川野悠介3人は、3月まで高校生だった。この度、卒業して正式に風紀警備部隊隊員として仕事を始める。
最初のコメントを投稿しよう!