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「ともえちゃん、
照れちゃって可愛い。」
ハマダくんはそう言うと
クスッとムカつく笑みを
浮かべる。
こんの糞やろおおおおお!!
何が照れちゃってじゃ、
吐き気がしたわい!!!
新以外の自惚れ発言って
ここまで殺意が湧くのか!!
花蓮は明らかにドン引いてる
顔でハマダくんのこと見てるし、
この男、マジであり得ない。
「ハマダくん!!
わたし、ハマダくんのこと
ちゃんと振ったよ!!!
だからこういうのは
やめてよね!!!!!!」
ムカつきすぎて、
声を荒げてハマダくんに
突っかかると、
ハマダくんはそれでも
ニコニコしたまんまだ。
気色悪、
なに考えてんの、こいつ!?
わたしが敵意のこもった
目で睨んでもハマダくんは
ちっとも怯まない。
さすがにだんだん
気味悪くなってきて、
花蓮と一緒にジリジリ
後ずさりすると、
ハマダくんはツンっと
わたしのおでこをつついた。
「ったく、
ともえは天の邪鬼だな。
はいはい、授業頑張れよ。」
っ・・・・・・・・・!!!!
あんまりにも気色悪すぎて
声も出なかったわたし。
それに気を良くしたのか、
ハマダくんは鼻歌を
歌いながら自分のクラスの
7組に戻っていった。
あいつ、
頭おかしい・・・・・!!!
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