「お」

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突然だけど、わたしには「幼なじみ」の男の子がいる。 初めて顔を合わせた時のことなんて覚えてないレベルで、小さい頃からずーーっと一緒。だって、同じマンションのお隣同士なんだもの。この状況だと、もはや兄弟同然で育てられる。 幼稚園の頃は、ほぼ毎日一緒に遊んだ。 アイツのうちにお泊りした時には、一緒のお布団で寝たりしたっけ。それでどちらかがオネショして、2人で罪のなすりつけ合いとかもした。結局2人まとめて親から叱られたけど。 あれは未だに話すと「そっちがおねしょしたんだよ!!!!」って言い合いになるのよね。 小学校なんて、まさかの6年間同じクラスで、もう5年生あたりから「またか〜、」ってお互い苦笑いしてた。 中学生になると、さすがにクラスが違ったけど、それでも時々一緒に帰ったりした。 向こうが反抗期で、わたしに「誰がお前みたいなブスと一緒に帰るか!!」って酷いこと言ってきたこともあったっけ。 あの時はビックリした。ビックリした勢いで思いっきりしばき回して、二度とそんな口が聞けないようにしたのも良い思い出よ。 そんなこんなで、ずっと一緒だった幼なじみ。 とうとう進学する高校まで一緒で、ここまで来ると「一体どこまで一緒にいられるのか記録更新中!」なんて、しょうもないこと考えたり。
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