母の真珠のネックレス

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しかし、読書を始めて数分。 私はすぐに読書の邪魔をされた。 私の敵はスマホの着信音だった。 スマホに電話をかけてくる人なんてお母さんくらいしかいないので、しょうがないから出る。 「もしもし。」 「もしもし!!私の真珠のネックレス家に落ちてない!?」 「はあ!?落としたの!?」 「とりあえず良いから探して!!」 お母さんに命令され、寝室や洗面所、玄関など落ちていそうな所を探す。 「何処にもないよ。」 「じゃあ、外探してきて!」 どうやら、静かな読書タイムは何処かへ消えていったようだ。
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