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3番窓口で働くには、資質が求められる。
“聞ける耳” を持っている事とメンタルが強いという事。なぜなら、意思を持った落し物と言うか、捨てられ物は、非常にうるさいのだ。
3番窓口には随時3人が在中している。現在、3番窓口に席を置く人は7人。シフトを組んで3人体制で対応しているのだ。
棚に並べられた落し物として届けられた捨てられた物は、悲しみに暮れる。届けられた当日は捨てられた事を理解出来ずに、と言うより、捨てられた事を理解したくなくて無口になる。
だが今日届けられた落し物は、いつもとは少し違った。
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