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有希とは対照的に、和泉は何事もなかったかのようにいつも通り仕事をしている。
表情もあまりなく口数も少ない。
まさにいつも通りだ。
そんなクールな和泉も、プライベートの強引な和泉も、有希はどちらも好きになってしまった。
好きなのに、好きだと本人に言う勇気がなく、ずるずると日だけが経ってしまう。
本当は、返事をしないといけないと思っている。
有希を好きだと言ってくれたのだから。
だけど恥ずかしくて顔を見るのさえ憚られてしまう。
好きすぎて動揺してしまうのだ。
一目惚れから始まった憧れは、いつの間にか本当の恋に変わっていた。
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