日常

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「はるく!おはよう!」 ビリビリとくる声で話すのは 「おはよぉ凜ちゃん〜」 「ちっうるさいヤツが来たわ」 そう言うと麗央は顔を背けた。 「なんでお前そっち向くんだよ!俺の方を向けよ!」 「あ?なんで朝からお前みたいなやつの顔みやなあかんねん、黙っとけや」 「っ!!俺にそんなこと言っちゃダメなんだぞ!謝れよ!俺は優しいからな謝ったら許してやる!」 そう凛は胸を張って言った。 「はっ、誰が謝るかぼけ」 「っ!お前!悪いやつだぞ!友達辞めてやるからな!」 「なーにーそーれーうれしーーい」 空気がピリピリしていくのを感じた俺は 「麗央ちんも凜ちゃんも落ち着こぉー?」 「晴空が言うなら」 そう言い麗央は俺の腰を掴み自分の膝の上に座らせた 「!?俺子供じゃないんだけど!?」 「ふふっ慌てた晴空も可愛ええな」 「可愛くないから!」 ガラッ 「はい席つけー」 出席簿を肩に当てながら長谷川先生が入ってきた。 「あきちゃんおはよぉ〜」 「あぁ、」 そう軽くあしらったあと凛の元へ長谷川先生は足を進めた。するとさっき麗央がしたように凛の腰を掴み自分の膝の上に乗せた。 「ホームルーム言うことないので飛ばす。数学始めるぞ」 「おい!下ろせよ!」 凛がバタバタと暴れているが長谷川先生は知らん顔で授業を始めた。
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