転校生

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転校生

「じゃあ俺はそろそろ帰るねぇ」 「あぁ、気おつけて帰れよ」 「はぁーい」 トコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコトコ…遠いよぉ…トコトコトコトコ はぁ、はぁ、毎回疲れるんだけどこれ、はぁ、 明日は早いからもう寝よう!はい、おやすみなさい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー おっはよー!俺! と、鏡に移る自分に話しかける俺 はっず、やめよ 俺は毎日鏡の前で笑顔の練習をする。楽しそうに見えるにはどうするかなどをする。チャラ男にだって努力は必要だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 学校にて。 ガラッ(教室のドアを開ける音) 「おっはよー!みんな!」 「おっおはようございます!」 「有紗ちゃんおはよう」(ユサ) 有紗ちゃんとは俺の親衛隊の隊長さんだ。こんな俺の隊長さんだなんて可哀想にと思ってしまう。 「今日もありがとう。俺なんかに…いやなんでもない。そろそろ席につこうか」 「?、あ、本当ですね。」 すると教室のドアがガラッと音を立てて開いた 「うるせぇ、黙れ早く席に付けー」 口わっるー、 「転校生が来た。凛入っていいぞ」(リン) 名前呼びだ そう思っていると、教室のドアから埃のようなもじゃもじゃの毛玉が見えた。驚いてもう一度見直すとそれは毛玉ではなく髪の毛でその人はアニメや漫画等でしか見たことの無いようなぐるぐるの瓶底眼鏡をかけていた。 「俺は成瀬 凛だ!よろしくな!」(ナルセリン) 転校生は教室の扉がビリビリと響く程の声量で話した う、うるせぇ〜〜 そんなことを思っていると色んなところから「キモ」とか「死ねよ」とか沢山の悪口が聞こえてきた。俺はあまりいい気はせず暗い気持ちになった 「じゃあ凛はちょうど桐生のとなり空いてるからそこに行け」 「はーい」 成瀬が歩き出すと同士に道に沢山の足が出された 引っ掛けて転すつもりなのだろう だが、成瀬はその一つ一つの足を思いっきり踏んで行った。沢山の人の断末魔が聞こえるがそれは自業自得とみて聞こえない振りをした
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