青い春 1

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ゆっくり、ゆっくり 要の手が下に降りてきて腰に置かれる。 そして要のしっとりした唇が動いた。 「慰めて、こっちで。」 「......要。自分が言ってることわかってるのか。」 それが何を意味するのか。 さすがに分からない訳はなかった。 「どうせ今日で卒業だろ?」 真顔でそう言った要の目に動揺する自分の姿が映る。 あと一日、今日さえやり過ごせたらと思っていた。 要が何を考えているのか、全く想像がつかないことは 多々あったが、今日が最優秀賞だ。 「ね、いいだろ?」 都合がいいから、俺は君に抱かれるのかい? そう思ったが止められず、結局は流されてしまった。
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