『あなたが好きです』

8/9
前へ
/9ページ
次へ
家に帰りびりびりに破かれた紙片を丁寧に繋げてテープで貼っていく。 「ラブレター…?」 少しずつ書かれてあった内容が分かってきて、俺は涙をこぼした。 「うそ……」 それは俺宛ての龍矢からのラブレターだった。 龍矢の俺への想いが丁寧に綴られていて、龍矢の真剣な想いが伝わってくる。 便箋の最後にはの絵が描かれていて、え?っと思う。 龍矢へのラブレターの合図に添えられていたリスの人形と同じリスの絵だった。 繋ぎ合わせたラブレターを大事に胸に抱いて龍矢の家に走った。 ちゃんと直接話をしなければいけない。そう思ったのだ。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加