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ロリコンの嫁は絶対回避
俺の名前は、青峰砌(あおみね みぎり)。
ごく普通の大学二年生のはずだった。
小さな手に高い声、低い身長。
床につく程長く艶やかな金髪。
ぷにぷにの頬に柔らかな太もも。
真っ平らながら、小さな膨らみがある胸。
目覚めると俺の身体は何故か可愛らしい幼女の姿になっていた。
ドドドドドドッッ……バタンッ!
「ユリー! ユーノリリア!!」
鏡の前で呆然と立っていること数分、ドタバタと廊下を走る音が俺の部屋の前で止まり、勢いよく扉が開かれる。
髪を振り乱し、息を上げながら入ってきた人物に俺は目を見開いた。
「気が付いたのね! あぁ、私の可愛いユリー」
長い睫毛にくっきりとした大きな瞳、小ぶりでふっくらした小さな桜色の唇。
今の俺と同じ金髪に蒼い瞳のいわゆる美少女が物凄い勢いで俺を抱きしめる。
「わぷっ…!?」
たわわに実った胸が問答無用で呼吸を圧迫しにくる。普通に考えれば、かなりラッキースケベなシチュエーションだが、、、
「お姉ちゃん、本当に心配したんだよ?」
だが、それも、姉と名乗る彼女が、、
「………エリーゼ……」
俺が知っている乙女ゲームのヒロイン、エリーゼでなければの話だ。
どうやら俺は、
乙女ゲーム(R18指定)『フェイトの森で』のヒロインの妹ユーノリリアに転生してしまったらしい。
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