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 これを読んでいるいま、あなたは、オフィスにいるのでしょうか?  それとも自宅リビングでリモートワーク?  あるいはファミレス? カラオケボックス?  いずれにせよ、あなたはそこで、仕事として小説を読んでいる。  いまこの小説を読んでいる。  周りに、人はいるでしょうか?  それとも一人でしょうか?  人がいるとしても、いつかはその場を出ることになります。  その時、あなたに何が起きるでしょうか?  あなたは言うかも知れません。  小説を書いたのは自分ではない。自分は読んで選んでいるだけだ、と。  だが、あなたが選んだからこそ、私は悪文に晒されるのです。  ならば、この小説投稿サイトを見なければいい。  あなたはきっと、そう言うでしょう。  しかし、それも苦痛なのです。  私にとって小説を読み、書くことは、もう人生の大きな一部なのですから。  好きだった少女がくれた、たったひとつのプレゼントなのですから。  だから私からあなたへ、いつかプレゼントを贈る日が来るかも知れません。  煌めくナイフというプレゼントを。  その日がいつになるのか。  それは私自身にもわかりませんが。 (了)
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