1人が本棚に入れています
本棚に追加
※※▽××◎◇×
これを読んでいるいま、あなたは、オフィスにいるのでしょうか?
それとも自宅リビングでリモートワーク?
あるいはファミレス? カラオケボックス?
いずれにせよ、あなたはそこで、仕事として小説を読んでいる。
いまこの小説を読んでいる。
周りに、人はいるでしょうか?
それとも一人でしょうか?
人がいるとしても、いつかはその場を出ることになります。
その時、あなたに何が起きるでしょうか?
あなたは言うかも知れません。
小説を書いたのは自分ではない。自分は読んで選んでいるだけだ、と。
だが、あなたが選んだからこそ、私は悪文に晒されるのです。
ならば、この小説投稿サイトを見なければいい。
あなたはきっと、そう言うでしょう。
しかし、それも苦痛なのです。
私にとって小説を読み、書くことは、もう人生の大きな一部なのですから。
好きだった少女がくれた、たったひとつのプレゼントなのですから。
だから私からあなたへ、いつかプレゼントを贈る日が来るかも知れません。
煌めくナイフというプレゼントを。
その日がいつになるのか。
それは私自身にもわかりませんが。
(了)
最初のコメントを投稿しよう!