ここがどこか分からない件

11/11
前へ
/253ページ
次へ
「うん、私の世界にはこんなんなかったから……あっ!」 ハッとなって口をつぐんだけど時は既に遅し、ミントは「ふーん」と私を見定めた。 「それなら尚更狙われる危険があるね。その自転車をふんだんに使うと良いよ」 「うん、ありがとう」 「んじゃ僕はこれで!」 「えっ、えぇーーーっ!?」 お礼を言った直後、ミルキーはパッとこの場から離れてどこかへ行ってしまった。 ちょー、狙われる可能性あるならせめて安全な所連れてってよ!! ……ホンマに自転車教えただけで行ってまうなんて…… 私はポカンとしてしまった。
/253ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加