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オシッコオシッコオシッコオシッコ。お漏らしお漏らしお漏らしお漏らし。
どんどん思考が雑で、幼稚で、恥ずかしいものになっていく。
次第にお漏らしをしてしまう妄想が、頭から離れなくなる。そして皆がいやそうに、あたしを見て離れた後、ひそひそしながら笑うのだ。いやだ。怖い。そうならないで欲しい。そう考えれば考えるほどそうなる運命に思えてくる。当然彼は、その日から口すらも聞いてくれなくて、異性としての認識なんか論外になるのだろう。絶対いやだ!
どうか、あたしの我慢が実を結びますように。これだけつらい思いをしたのだから、きっと大丈夫だと前向きに考え始めるあたしは、完全に逃避をしていた。ぼんやりと空を見上げれば小雨が降ってきて。視線をそらした。パチャパチャ、ピチャピチャ。そんな水音さえも、刺激になる。自分が漏らしているのか、雨の音なのかわからなくなりそうで恐怖に震えた。
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