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「うん。ちゃんと恋してるよ」
「私,恋したことあったんだ…?」
そう言うと紗英は笑う。
「当たり前じゃん。誰がなんと言おうとあれはちゃんと初恋だったよ」
初恋,か。良い響き。
恋ってのは,本当にめんどくて時に嫌になることがある。それが恋。気づいてないだけで,本当は恋してたのか。
窓の外に彼が見える。やっぱり彼は今でも輝いてる。
彼がサッカーのゴールにシュートした瞬間,彼のシュートを喜ぶような優しい風が吹いた。
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