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あの時こうしていれば、、 コロナの影響をうけ、いろんな思いをし、すこしかわった経験をしたそんな僕(もりのゆうと18)の恋愛のお話。 高校の卒業式が終わり、3月の大学と高校の間の1か月の空白の時間を僕は謳歌していた。僕は遠く離れた、熊本の私立大学への進学が決まっていた。実家はちょうど僕が卒業したタイミングで今のある倉敷のところから車で1時間くらいかかる岡山市に引っ越した。元の家はローンの返済は済んでいるので夏休みから母の友達に貸す予定だった。母たちはもう岡山の実家のほうで住んでいて、僕は倉敷の実家に3月の終わりまで一人暮らしをする予定し、熊本に行く予定だった。 朝おきて、リビングに降りると母が「おはよう、ゆうと」と言うようなことはない。うちはもともと仲良くない。家族は必要以上に話をしない。なので当然家族は僕の恋愛事情などをしるはずもない。が、僕には18年間彼女などできたことがない。仲のいい女友達?そんなもの僕にはいない。だが男の友達は多く、毎日ばかはしゃぎをしていた。           3月6日 今日は高校時代の部活、サッカー部のみんなとご飯にいく。まあ、よくある卒業したから部活のみんなでご飯に行こうといくものだ。僕はご飯にいくのが楽しみだった。なぜなら部活のマネ(たじりりこ)に会いたかったからだ。僕はマネに可愛いがられていた。学校では廊下であうと「もりのくん!もりのくん!」と無邪気に手を振ってくれた。僕もそれにうれしく笑顔で手を振って返していた。なので今日はとびきりのおしゃれをして行った。 集合場所は駅の改札、集合に着くとマネとみんながいた。僕が一番最後だったみたいだ。 「もりのくん!遅いよ!!道に迷った?」と言ってマネがよってきた。お化粧をしていて、髪をきれいにおろしとても可愛かった。嬉しかった。そのあとみんなで写真をとった。その時、マネと仲のいい部員、りょうまとたけしが「君ら、髪色一緒やん!カップルみたい!!横並んでみ?」と言われて、マネの横に立たされた。マネはりょうまが写真をとっていたのでカメラにむかいピースをしていた。僕もピースをしようと思ったが、照れて逃げてしまった。なんか恥ずかしかった。「もりのくん、なんで逃げるんよー」と言って笑っていた。僕は「へへへへへ」と笑うしかなかったが、自分ではわからなかったがとても赤面していただろう。僕とマネだけが髪色が茶色だった。そのことにあとで気づくぐらいテンパっていた。 そしてそのあと予約していたパスタ屋さんに行った。
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