1人が本棚に入れています
本棚に追加
2
パスタ屋さんでは僕とマネの席は離れていた。会話は自然と高校時代の恋愛の話になった。たけしが「りこは常に彼氏おるよな」って言った。「そんなことないよ!!そんな尻軽の女みたいにゆーな!!ここ半年はは誰とも付き合ってないわ!」っとマネは言った。たしかにマネは常に彼氏がいまといってもいいほど彼氏がいた。僕が知っているだけでも部活の大学生のコーチ、隣のクラスのイケメンな男、同じ中学の子、僕が知っているだけでも3人いる。そう彼女はモテるのだ。「ゆうとは今彼女おるん?」とりょうまがいった。僕をびっくりして「お、おらんわ!!」といった。マネが「もりのくんは天然で、可愛いから大学が始まったらすぐ彼女できるよ」といった。僕はまた「へへへ」と笑うしかなかった。
時が経つのは早かった。ご飯を食べ終わり、すぐ解散となった。「じゃあね、みんな元気でね!!」とマネが言った。「じゃあね!ばいばい!」と僕は言った。僕はその時気づいたのだ。僕は今日マネとだいぶ接点があったのに、ろくにしゃべったのは初めてだったのだ。へへへと笑うことしかできていなかったのだ。僕はなにか燃え尽きることのできない不完全燃焼感がただよった。もっと話したかった。
「まって!!」
と心の中でしか言えなかった。マネが改札を通る後ろ姿を見ながら僕は"後悔"していた、、
僕はバスできていたのでバス停に向かった。そうしているとピロピロッピロピロッと電話がかかってきた。中学の頃からの友達で僕の親友といえる、いけだけいいちろうからだった。けいいちろうは高校は違う買ったが、彼はthe陽キャ。女友達もたくさんいて、コミュ力も高くイケメンでおしゃれだった。「なあ、ゆうと、今からドライブいかん??」とけいいちろうは言った。夜の10時だったが、普段なら疲れたし帰りたいと思うところだったが、燃え尽きれなさもあり、「いいよ!!今駅おるからきてくれん??」といった。
そして、15分後けいいちろうは駅のロータリーにきた。「よっ!はよのり!」と言ったので僕ははやく車にのりこんだ。
これが全ての始まりだった。ぼくがこれから半年以上いろんな人に振り回される、、、
最初のコメントを投稿しよう!