Lesson3:safe word

1/22
204人が本棚に入れています
本棚に追加
/108ページ

Lesson3:safe word

 拓也と過ごした昨日の夜を少し感傷的に振り返りながら、成宮のメールを開いてみる。  そこには、ドミナントとサブミッシブの説明が書いてあった。 「……」  ドミナント、とはサブミッシブの全ての権限を持つ、とあった。 「全ての権限って、どういうことだろう」 いずみさん   先日はとても楽しい時を過ぎさせていただき感謝しています。 いずみさんが僕と、更に快感を増幅する為には主従関係の契約をして欲しいと考えております。 そうすることで、貴女の快感は倍にも、ひいては百倍にもなり得るでしょう。 僕の希望をここに書いておきますので、何か疑問があったらいつでもメールを下さい。お待ちしております。 ※ドミナントは甲、サブミッシブは乙として扱うものとする。また、甲と乙の関係が成立するのは性的関係にあるときのみであり、それ以外の時は本人の自由であることとする。よって、プライベートで誰と性的関係にあってもお互いに糾弾することは無しとする。 【ドミナント(以下甲)】  サブミッシブ(以下乙)に対して全ての権限を持つ。プレイの最中は、セーフワードを設け乙がそれを発言するまでは責める事ができるものとする。痛みを伴うこともできるが、乙の力量を見極め、身体的に不可能であると判断した場合はプレイを中断する。  主に甲が乙に行う行為は緊縛、行為の権限は甲が持つが、挿入に関しては乙の意思を尊重する。乙が求めていない場合は挿入はしない。しかしアナルセックスは例外としておく。 【サブミッシブ】  乙は甲の要望を全て受け入れる事で快感の糧とする。身体的、精神的に不可能な時はお互いに決めたセーフワードを使用し、行為を止めることができる。通常の言語での「止めて下さい」「嫌です」等の言葉は二人の間では行為を止める事にはならない。それさえも利用し性的に高めることができる。プレイの最中に行いたくない行為があるときはセーフワードを用いる。甲が乙に対して逢瀬を求めた場合には必ず応じること。これが出来なくなったときはこの関係は自然に解消となる。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!