〜出逢い〜

2/2

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
ーーーあれからどれぐらい寝ていただろう 「…気が付いたか?」 俺はベットに横たわっていた 『あ、あれ…? 俺は路地で隠れていたはず…。おじさんは……だれ?』 声のした方へ目をやるとそこには 50代ぐらいだろうか…男性が一人椅子に座ってこちらを見つめていた 「私はジェフ……ジェフ・アンドリュー。お前は?」 『イマリ。…イマリ・スメラギ 』 「ほう…やはりな。 お前、東洋の人間か?」 『何でそれを?』 「髪の色や肌の色を見たらすぐに分かった。珍しいな…何故、東洋人(イースター)が此処に?」 『お父さんとお母さんが……殺された。紅い瞳の女の子に……。それで…ッ…怖くなって逃げてッ…何処に行く訳もなくひたすら走って……気が付いたらここの街に……。』 「紅い瞳の少女…か…。」 『おじさん…何か知ってるの…?知ってるなら教えてくれよ…ッ!!』 「今は…まだ伝えられん……。だが、お前が成長し力をつけて強くなることが出来たなら……その時が来たら話そう。」 ーーーそうジェフに言われたあの時から俺の運命が動き出した。 そんな気がした。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加