小さな恋人

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「おねぇちゃん! 僕と付き合ってよ!!」 「はぁ?」 私は戸惑っていた。 近所の公園でノンビリと休日を過ごしていた時のことだ。 男の子から告白された。 いや、私とて人生で始めて告白さてたのだ。 それは嬉しいはずだ。 ・・・嬉しいはずなのだが.....。 この子は近所に住んでる男の子だ。 昔はよく遊んでやっていたような気がする。 正直、名前も曖昧で覚えてない。 中学三年生辺りから色々と忙しいこともあり、ここ数年はめっきり会うこともなかったのだが......。 どうだろう、相手が小学生くらいにしか見えないからか、どうも嬉しいという感情は湧いてこない。 どうやら、私はショタコンと呼ばれる人種では無かったらしい。
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