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「じ、じゃあ僕帰るね!!」
「あ、ちょっと待って!」
そう言い残して走って帰っているそうたくんを私は呼び止めた。
「またね」
少し走った所で止まってこっちを振り返るそうたくんにそう告げた。
「うん.....またね」
そう言うそうたくんの目は少しだけ赤く、目尻には涙が溜まっていた。
なんで泣いてるのかな?
そんなことを考えてる内にそうたくんは私に背を向け走って行った。
走り去るそうたくんの目尻に溜まった雫がキラリと夕日の光に反射したように見えた。
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