ラブソングと休息を

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「先輩そっちに転職したのっていつですか？」

「え？　うーん2年前かな。なに、考えてんの？」

「や…まぁ…少し…。」

「マジで？　何かあったのか？
人間関係とか条件合わないとか。」

「…て訳ではないんすけど…むしろ待遇良いし。
ただ最近思うところがあるっていうか…」

「思うところねぇ。
…お前はさぁ、なんでそっちの仕事にしようと思ったの？」

「そりゃ…やっぱカッコ良いと思ったからですよ。
ビシッと正しいこと言ってその人を正しい方向に導いて…ドラマや漫画に出てくるヒーローみたいな。
それにぶっちゃけこっちの方がモテるし…。」