雨上がりの庭で  〜陽菜〜

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「あ、すいません!」 それを拾おうとすると、田代先生が立ち上がり拾ってくれた。 落とした物は、、お気に入りの単行本。  『雨上がりの庭で』 作者は、確かkazuだっけ?  田代先生は、本を手にとり眺めていた。 「先生?もしかして、この本お好きですか?私これ大好きなんです。作者さんの紡ぐ言葉が心地よくって」 「そうでしたか。私も機会があれば、また読んでみますね。」 なんだ、読んだことないのか。 結局、というか予定通り予備校に入ることになった。 まだ目標、何も考えていないのに、勉強する意味あるのかな?ま、お母さんが「いけ」いうからね。 それに、あの先生にまた会いたいと思ってしまった。
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