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こっちこっち!と言われるがままにお店に入った
中はカフェのようなおしゃれな造りだった
空いている椅子に座ると美形は「どれがいい?俺はいちごのケーキがおすすめだよ!」とすすめてくるのでそれにした
やつはコーヒーを頼んだ。飲んでいる姿が様になっていて写真にして売ったらどうなるんだ…
「どう?おいしい?」
「あっはい、美味しいです」
てか勧めた本人食べないんかいww
するとリュックの中にいたモンブランが出てきた
「ほら」とケーキのかけらをあげると
「その鳥は?」
「俺の飼ってる鳥です。名前はモンブランと言います」
「えっモンブラン?」
「はいモンブランです」
「えーとそれは食べ物の?」
「はい食べ物です」
なんかすごいビックリされてるwwwなぜだwwwwwwwそしてモンブランめっちゃカケラにがっついてるwww
「いつ飼い始めたの?」
「うーんだいぶ小さい頃なのであんまり覚えてないですね。森で拾ったので」
「拾ったの?」
「はい、なんか脚を怪我してたので」
それからなんか懐いたんだよなぁ可愛かったなぁあの頃は
「そうなのか」
美形はコーヒーを飲んで一息ついたとばかりにふぅと息を吐く
「そういやまだ名乗ってなかったね。俺はエディ、君は?」
「俺はルナといいます。今日は助けていただいてありがとうございます。」
「ううん気にしないで」
いやぁいい人だ…
「ところで今日は王都に観光しに来たの?」
「そうですね、観光五割呼び出し五割ですねwww」
ヤベッめっちゃ観光気分だったわwww危ない危ない
「えっ?呼び出し?」
「はい、王宮から」
めちゃびっくりしながら「明日?呼び出されるの?」
「いえ、今日です」
するとガタンっと音を立てて椅子から立ち上がる美形…じゃなかったエディ
「今日!?じゃあ急がなきゃ!」
なんでこんなとこでのんびりしてるの〜と俺の手を掴んだ。
エディはお金を店員さんに渡してさっさと俺を連れて店を出る
ああケーキがぁ〜(;ω;)
エディが俺の手を握って走るので俺も走る
「ちょっまってww速い速いwwwこけるw」
「待たせてるだろうから速く行ったほうがいいよ!」
お、おう…(・Д・)
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