第三話

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なんやかんや馬車に揺られながら暇なので話してた。特に肉派か魚派かは討論のようになってしまった。 「着きました。」 おお!着いたか〜と、馬車が止まったので降りた。 町は王都ほどではないが栄えていた。するとどこかで嗅いだ匂いがした。 「塩の匂い?」 そうだこれ海の匂いじゃん! 「もしかして近くに海があったり?」 ガタイのいい運転手のお兄さんに聞いた。 「そうですね、ここは王都の近隣の中で最も海に接している町ですからね。」 さらに聞くとここは漁業で最も栄えているらしい。 「海だって!イル!超久々じゃない?」 村のおじさんに荷運びの手伝いがてら連れてってもらった以来じゃん! お兄さんたちありがとうございました〜と礼を言い、行こうぜ〜♪とルンルンしながら行こうとすると首根っこを掴まれた。 「おい、まずはここの領主に挨拶するぞ」 「あ…そうだったwwwついww」 でも次からは首根っこ以外でお願いww 痛かったからwww 「にしても変だな…前来た時は魚ばかりだったはずだ…」 「アルここ来たことあるのか?」 「ああ…2年ぐらい前だったかな…」 じゃあその後、不調になったとか?なんて呑気に考えていた、のが間違いだった。 まさか砂浜で人が倒れていて助けようとしたら攫われたなんて誰が想像しただろうか… もっと用心しとくんだったよ!‼︎(;ω;) まったくなんて旅だ!wwww誰か助けて!www
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