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どうやらここは神殿らしくここに俺たちは運ばれたらしい。
「医者を呼んでくる」とイルは行ってしまった。
「イルさ、お前が倒れてるの見て回復魔法をかけたはいいが倒れるまでやろうとしてたからびびったよ」
「アルが止めてくれたの?」
「そうだよ、お前の魔力の消耗が酷いから何だと思ったら…」
神官曰く、「この方は元の魔力が少なすぎて魔法を使って倒れたんですね」と言ったらしい。
「どんな魔法使ったんだよ…」
「いや〜どんなって治癒魔法?」
「何回?」
「一回?」テヘ(*´∇`*)
またもやアルは呆れた顔をして「治癒魔法一回使って倒れるやつなんて見たことねーよ」とこぼした。
悪かったなコラwww
はぁ…とアルはため息をついて「紅茶が無くなったから取りに行ってくる、ついでにお前のも取ってきてやるよ」と行って去った。
まぁアイツなりに心配してくれてたのな…
すると向かいのベッドに見慣れた男性がいた。
あーあの人は確か…人魚さんの恋人…
スースー寝息をたてていることから多分成功したのだろう。
「ああ〜死ぬかと思った〜」
めちゃくちゃ怖かった〜くも膜下出血とか初めて見たし、もし違って治らなかったらきっと俺もあの人たちも殺されてた。
だってあの人魚の殺気やばかったし…
俺逃すとか嘘でしょ!?逃しても追いかけてバクっでしょ!?
うわぁー!!!!!
と顔を覆っていると
「あ!起きたっすかー?」
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