第二話

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ピチチッと鳥の鳴く声が聞こえた 重たいまぶたをなんとか開けたら窓からの朝日が差し込んできた 「まぶっ」 朝日から逃れるように反対側を向き 布団に顔を潜り込ませた 「うう〜店休みにしたい…」 俺は危うく今日は店を休みにするところだった なんとかベッドから足を下ろし、ベッドに座る形になった 「ふあぁぁぁあ〜(´-`).。oO」 首から上は船を漕いでいるため、めちゃくちゃカクカクしてて首が痛くなってきた フラフラしながら立ち上がり、着替え、台所に行き顔を洗った 顔を拭いたら椅子に座りテーブルの上にバタンと倒れ込んだ やばい…ねむぃ…(_ _).。o○ 顔洗っても眠いとかどうなってんのww ぐぅ〜 「お腹すいたぁ」 だけど誰かが作ってくれるはずもないので椅子から立ち、台所に置いてあるパンとバタージャムなどを取って、昨日のシチューに火をかけた 一気に持とうと思ったけど少し無理があったので仕方なく1つずつ持っていってテーブルに置いた 「そういやイルはもう王都に向かったのかな?」 パンにバターを塗りながら向こうの食事はどうなのだろうとか、豪華そうとか 「いやwwwそもそもまだついてないかwww www」 パンを口に入れるとバターの香りが広がった もぐもぐ…うまぁ(*´∇`*) 向かいのおばちゃんがくれるバターはいつも美味いんだよなぁ 食べながら窓に向かい開けると小鳥が入ってきた ピチチッ 「おーお帰り」 この鳥は俺が飼っているのだが時々どっか行ってこのようにたまに帰ってくる 最初どこか飛んでいってしまった時は探したが諦めた2日後に帰ってきた その時めちゃくちゃ驚いたし嬉しかった 帰ってきた!マイフレンド!。゚(゚´ω`゚)゚。 ってな感じだ 「モンブランもパン食べる?」 一応モンブランはこの小鳥の名前ですwww だってモンブラン色してるからwww モンブランにパンのかけらを分けるとすごい勢いで食いついてきた どんだけ腹減っとんのやwww ご飯を食べ、置いといた薬草を擦り混ぜてたり、煎じたりして薬を作る そして店を開けに表にでて、看板を出した 「おはようルナ」 声の方に振り向いてみると向かいのおばちゃんがいた 「おはようございます〜」 今日もいい天気だねぇ〜なんてほのぼのした会話を繰り広げていた 「そうだ!ルナ、これあげるよ!」 おばちゃんが持っていた籠から取り出したものは真っ赤な実だった 前世でいうリンゴのようなものだ 「ほれほれ」 おばちゃんは3個も俺にくれた おお〜!じゅるり 「ありがとうございます」 いいのよ〜とおばちゃんは行ってしまった ほんといい人すぎる… 将来おばちゃんとこ嫁ごうかなwww でもおばちゃん既婚者だったわww 俺にもいつかあんないい人がお嫁さんに来てくれたらなぁ〜
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