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「ちょっと!ルナ!」
今度は同い年の宿屋の娘のリナがきた
「リナおはよう」
「おはようじゃないわよ!イルもう行っちゃったわよ!?挨拶もしないでなにしてたのよ!?」
「あーイルやっぱもう行っちゃったのかぁ」
「ちょっと!これが最後かもしれないのになにそんなのんびりしてんのよ!親友でしょ!?」
リナはめちゃめちゃ怒ってる
そりゃもう激おこだ、今にもツノが頭から出そうな勢いだ
「そっか、もしかするとこれが最後かもしれないのか…」
だったら頑張って早起きしとくんだった…いや俺には無理だわww
「もう!なにやってんのよ!今気づいても遅いのよ!?」
もう!とリナは俺に蹴りを入れた
尻に
(*`へ´*)ぷんぷんしながらリナは行ってしまった
リナのそういう心配してくれてるとこ何気に好きなんだよな〜
イルのこと好きなのにいつも俺の心配をしてくれる
でも暴力反対
店に入り煎じたカスをとった薬草をティーポットに入れ沸かした
ぼけ〜と椅子に座った
あ、昨日取った薬草干してねぇwww
めんどいな〜と思いなかなか尻が椅子から離れない
頭の上でモンブランがピーピー鳴いてる
ぼけっとしてたらグツグツ沸いたみたいだ
フッ
立つのがめんどいので腰に刺してた杖を使って火を消した
カウンターの上でうつ伏せになった
「やばい…このままでは寝てしまう…それはダm…(-_-)zzz」
日は上に傾き、お昼になった頃
すると窓をパリンと割って何かが俺の頭に当たった
おい!睡眠妨害だぞ!誰だ石投げたやつはコノヤロー!
と、石だと思った物を手に持つと
ん?なんだ手紙?
そこには赤い印で閉じられた手紙だった
宛名を確認するとイルからだった
「えっ早くねwww」
あのわがままは通ったのか?
ピリッと紙を破き中を見てみると一枚の紙
ルナへ
よく眠れたか?朝は起きれたか?
俺は今王都の宿屋にいる
また俺はこれを書いたら王宮に戻らなければいけない
いろいろとやることがあるみたいだ
さっき国王陛下に会った
その際に昨日のことを要請した
勇者の頼みならと無事了承を得た
「まじかよwww勇者すげーなwwww」
だからお前も明日王宮に来て欲しい
(・Д・)マジスカ
明日の朝馬車が来る
早めに起きろよ
PS、馬車は早いから舌を噛まないよう気を付けろよ
で手紙は終わっていた
「マジすかー」
イルさんよ急すぎだ全部、俺の頭いかれちまう
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