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第三話
王都へ出発する日
村の門前には馬車が止まっている
「ふぁ〜早すぎる…」
「ほら!待ってるんだから早く!」
俺があくびしながらダラダラ歩いていたら先に前を歩いているリナが振り返り俺の腕を掴んで引っ張ってくれた
「頑張りなさいよ!ルナ!」
後ろには俺を見送ってくれるという村人達
「イルにあんま迷惑かけんなよ〜ww」
おじちゃんうるさい、元気だな
「ルナ荷物そのリュックだけ?」
振り返ると武器屋のお姉さんが俺を心配そうに見ていた
「うん、大丈夫だよ中身空間魔法で物いくつでも入れられるから」
いきなり立ち止まったのでリナがおっとっととなった…めんごww
ほら、とリュックの中をお姉さんや村人達に見せた
「そんな豪華なのいつ手に入れたの?」
横でリナがびっくりしていた
「えへへ(´∀`)これね〜拾ったww」
(・Д・)
はっ?
と村人の面々が茫然としていた
「拾ったってあんた…w運がいいわねぇ」
「ルナ…大事にしなさいよ…」
「お前、生涯の運を使い果たしたな」
村人の反応が様々過ぎるし俺の運終わりにされてるwww
「てゆーか早く行かないと馬車の人待たせてるから」
ああ…そうだそうだとリナはまた俺の腕を掴んで足早に門前に俺を連れて行ってくれた
門前に着いて馬車を見てみると、それは馬というより牛の頭に馬の足、羽が生えていてペガサスに近いかもしれない
「じゃあ行ってきまーす、みんな元気でね」
「最後まで締まりがないわね」
はぁー、リナはため息をついて呆れていた
ちょっwwwこれが最後かもしれないのにwwwwそれはひどいぞwww
俺は馬車の中に入り手を振った
村の面々もバイバーイと手を振ってくれる
あばよ!みんな!達者でな!。゚(゚´ω`゚)゚。
ヒヒーンッ!
馬車が動き出し
「うおっ!?」
「舌噛むなよ!」
操縦のおじさんがそう言ってきた
えっそんな危ないんすか?ww
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