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 朝、窓から入る陽の光に目が覚める。 「あ、たま…痛い…飲み過ぎたかな。」    目を覚まして違和感に気づいた。  見慣れない天井、私の知らないベッド? しかも何もつけていない。  そして私を抱き抱えるようにして横にいる裸の男性。  横になったまま、髪の毛をめんどくさそうにかきあげる姿も素敵だと思いながら、ボーッとした頭で考える。  ここどこ?私、なんで部長と… 「おはよう。愛莉。」  市ヶ谷部長が当然の事のように、もう一度抱き込む腕に力を入れてくる。 「いっ市ヶ谷部長…これって…」 「昨夜、海斗と呼べと言っただろう。 」  昨夜は、無事終わった販促イベントの打ち上げを私と市ヶ谷部長でやろうと言う話になり、隠れ家レストランでワインを飲んで…  あれ?どうしたっけ。 「愛莉を気に入ったから、付き合おうって話になって、俺の部屋に連れてきたんだよ。 覚えてない?」 「なんとなく…」  重たい頭で、そんな話したなと記憶を引っ張り出す。  同じベッドでお互い裸で、抱きしめられているって、やはりそーゆーことだよね!? 「昨夜は愛莉をイカせる事はしたけど、最後まではヤってない。 酔っ払って記憶ないのにシて、後で気まずくなられるのは嫌だから。ちゃんと同意して、今からシよ。」 「は?」 「だから、愛莉は俺の彼女になったんだから、同意の上イタそうと。」  いままでの真面目な上司から、すっかり別人?  こっちが本当のこの人なの?  
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