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「すごい…何ここ…」  リックさんの用意してくれたプライベートジェットで、ロサンゼルスまで快適な10時間ほどの空の旅。  おかげで愛斗がぐずっても周りを気にしないでいられたのは、ありがたかった。  そして迎えの車が着いたholiday houseは、プール付きの豪邸。 リックさんて、どんだけのセレブなんだろう。 「一応3日は、フリーで週末にリックが友達連れて来たら、ホームパーティーだって。」  私たちのハネムーンは、結局、全くのノープランだったりする。  一応10日間、お休みをもらったようなものだが、うちの会社の大事な取引先であるボッテス社のCEOの招待もあり、合間に契約関係の話もすることから、半分仕事扱いで、帰国日は未定で義両親はのんびりしておいでと言ってくれていた。  
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