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あらすじ
主人公の松本梓は小学4年の時、クラスの男子生徒を首謀者とするメンバーから壮絶ないじめを受けていた。内気で友達がいない梓は臨時で担任となった青井春香と出会い、いじめから救われた事で先生に恋心を抱いて行った。
春香は数多くの俳優を多数輩出している演劇強豪校のさいたま学院で主役を務めるほどの実力者だった。だが、全国大会の出場権を手に入れた時、部内でいじめにより、自殺者と傷害事件を起こしてしまい、出場権剥奪と廃部を言い渡された。
そしてある日、かつての仲間と集まり、全国大会で披露する舞台の自主公演に誘われた梓は演劇の道に進むようになった。
だがそれから暫くして春香先生は、あるPTAなどの力に苦しまれ自殺してしまった。
それから6年後、高校1年になった梓は春香先生の遺志を受け継いで母校のさいたま学院に入学して1年前に2年で部長の塚本亜希が復活させた弱小演劇部で活動をしていた。
主役を演じたことで数々の男子生徒から告白をされるが、触っただけで嘔吐するほどの拒絶反応に苦しまれる事と同性しか愛せないでいた。
しかし、入学当初から生徒会長でもあり、父親が務める大手銀行の社長娘でもある城ケ崎茜に気に入られ禁断の関係にされていた。茜の銀行から多額の融資を受けている為、学校に大きな影響力を持つ茜を無視出来ず、弱小演劇部存続のため「偽りの愛」を受け入れていた。
この頃、父親との関係も完全に冷め切っており、演劇の道を進もうとする事に反対されており一方的に有名大学への進学と勉強を強要してくる。
独りで毎晩、進路と性的マイノリティに関してスマホと向き合いながら悩み苦しむ日々を過ごしていた。
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