結婚か趣味か!?

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「本当ですか!?」 「はい。新婦様がお綺麗な方で羨ましい限りです」  そう言うと木下さんは、ニコッと微笑んでくれる。 まぁ、お世辞が上手。  イケメンに褒められて喜んでしまう。 何なら……ウチで働きませんか?と勧誘したいぐらいだ。  すると課長は、強引にカーテンを締めようとしてきた。 「お前は、遊んでないでさっさと着替えろ。 後がつっかえているんだぞ!?」  ちょっと……課長!? 勝手に閉めないで下さいよ!!もう……。  怒るので仕方がなく元の服に着替え直すことにした。 もう少し褒められたかったと思いながらも……。  そして着替え終わると今度は、披露宴に出す料理を試食することにした。  一流シェフのご自慢のフルコース。 パンフレットで載っていただけあって、どれも美味しそうだった。私達頼んだのは、洋食コースだ。  食べてみると肉も柔らかいし美味しかった。 「お気に召したようで良かったです。  他にも和食コースだと伊勢海老や鯛などを使ったフルコースがあります。 こちらもぜひ試食して見て下さい」  まぁ、それも豪華で美味しそう。 早速試食をしてみることにした。食べてみると……。  あら、これも美味しいわね。 伊勢海老なんてプニプニしていて甘味もあり絶品だ! 「うむ。こちらも旨いな。 俺は、どちらかと言うとこっちの和食の方が好きだな」 「どちらがいいかしら? 周りは、和食や洋食も好きな人が多いから迷いますよねぇ~」  私は、どちらかと言うと洋食の方かしら。 でも課長は、和食の方にしたいのか……。  その辺は、悩むところよね。好みが別れるところよね。 「まぁ、この辺は……後でじっくりと決めるとするか。  色々と決めて行く内に変更するかも知れないしな」 「そうですね」
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