Feb/2019

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ある日、検査を受けるためだけの日なのに 「先生がお話ししたいそうです。」と呼ばれた。 ギロチンで処刑されるような気持ちで診察室へと向かう。 急がないといけない結果だから診察日を待たずに呼ばれたのだと思った。 それはもう、死刑宣告を受けるような気分だった。 しかし、意外にも結果は癌ではなかった。 心配しているだろうから早く伝えてあげたくてという先生の配慮。 「でも、腫瘍は腫瘍だから取ってしまいましょう。それを念のため検査すれば更に安心だからね。」 そういうことで人生初の入院・手術に。 でも、とりあえず恐怖からは解放された。
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