ポップコーン神話

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はっきり言って暇である。 伯父が所有している、小さな小さな映画館。 公民館に毛の生えたようなものだ。 伯父は仕事したくない人である。 従兄弟たちも、この仕事に魅力は感じなかったのだろう。 見向きもしなかった。 たまたま仕事をやめて故郷に帰ってきた俺が駆り出された。 遊んでいるよりは良いだろうと言われたが、できれば俺は遊んでいたい。 伯父と同じ血が流れているのは確かだ。
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