邪神として生み出されたものの

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 会議の場には人間から四人が立ち会うことになった。歳に差はあれど若い娘ばかりだ。他にひとの気配はない。 「もしやこの集落は」 「この四人で全員でございます」  うむ。サーモグラフィーでも四人と出ていたしな。 「全員XX染色体(ダブルエックス)だのう」 「だぶ…?」 「女、という意味だ」 「それはまあ、さようでございますね」  頭が痛くなってきた。無論わしに体調不良などという現象は無い。 「爺」 「なんでございましょう」 「100%当代で滅ぶのう、これ」 「さようでございますなあ」  何事もなかったかのような穏やかな笑顔で言うな。いい加減先日から気に障っていたじじいをゴム毬のように部屋の隅に蹴っ飛ばす。  滅んでは困るのだ滅んでは。これはなにかしら大規模な手を打たねばならぬ。目覚めがあと5年も遅かったら救済不可能だったかも知れぬほどの窮状ではないか。危ないところであったわ。  わしは改めて人間どもへ向き直る。 「まあよい。汝らを人類代表として話を続けよう。人類存続の計画はなにかあるか?いや、この際計画は無くとも良い、人類存続の意志はあるか?我にその腹の内をを語るがよい」
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