あの日は?月?日?曜日 

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あの日のお月様は、君と僕に、どんなメッセージを伝えてくれていたのだろう。遡る事17年くらい前。僕は、一人の女神らしき女性と対面した。女神らしき女性は、僕を、怖い人だと思い込んでいたようだ。僕が、最も今、知りたい事。その日の、何月何日何曜日。ドライブデートをしたのだけれど、女神らしき女性が、なぜかコンビニで、アイスクリームを買った事を、覚えている。半分にするアイスクリーム。その前には確か、愛を育む用な場所で、突然、女神らしき女性が、助手席から、脱出しようとした事も覚えている。嫌がられていたのだろうか。女神らしき女性は、再び、助手席に戻ってきたのだけれど、怒っていた気もしている。道が混んでいたのか、中々、城まで、辿り着かなかった。道中、互いが無言だったけれど、やはり、僕の淫らな目的地が、原因に違いないだろう。僕は、運転に夢中だったけれど、君にも夢中だったんだよ。記憶喪失でなければ、あの日を、しっかりと思い出せると思う。こんな思い出話も、きっと、妄想話なんだろうけど。なぜだろう。思い浮かぶのに、思い出せないんだ。こんな行動は、一人の女神らしき女性にしか、伝わらないはずなのに。その日に会って、その日にちょっと喧嘩するって、なんなんだろうね。可笑しいね。こんな、マスクの時代が来てしまったけれど、まだ、マスクの時代が来る前から、僕の小説に出て来たマスクの女性。君ならあの日の日付を知っているよね。もしも、君なのならば、君に尋ねてみたい。君じゃなかった事を、考えるだけで、僕は、お月様に、謝らなくてはならないんだ。あの日のお月様に。お月様は、知っているんだよ。あの日から、今日までの僕の出来事を。 
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