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16.hideTさんHappy Birthday in 2022
本当に、おたおめイラストしか描かない私。
いえ、そんなことないんですよ。描きたいネタはたくさんあるんですよ。私の勤勉さが足りないせいなのですよ。
そんな中で、お誕生日というのは待ってくれませんからね。期日が存在するわけで。だから自然と、優先順位が高くなるのだと思われます。
思われますじゃなくて、頑張れって……。
さて、今回お借りした作品はこちら。
『Bull ~fable of Vicious street~』
https://estar.jp/novels/25622909
ひとことで言うなら『アクションSF』でしょうか。
SF要素は、舞台が近未来の横浜という点。ところがここ、作中ではエリアが分かれて、全く違う街と化しています。
片方は成功者が住むきらびやかな街、片方は世界中の悪者たちが集まるスラム街。
なんかちょっとあり得そうな気もするから、程よく読み手に染みてくるんですよねえ。
お察しの通り、アクションを繰り広げるのは、スラム街の方です。事の発端は、ロシアから逃げてきた父子を、スラム街専属の警察が匿うことに始まります。ただ、この親子、何やらいわくつきのようで……。
親子を追ってきたロシア警察、狙う現地のロシアンマフィア、街を仕切る日本のマフィア、そして刑事たち。
プラス、突然現れた謎の怪物……この名前が、Bullなんです。
彼らが大混戦を繰り広げる物語。ですが、そこには多くの思惑と摩訶不思議な謎、少し悲しい過去も潜んでいます。
その中で、私が描きたかったのがメインキャラの女刑事、名前はラズ。日本人です。本名は内緒。
刑事とは言っても、信じてもらえないほどの荒くれ者です。悪党なら殺すことに何の抵抗もない。それが当たり前。元をたどれば捨て子、殺し屋だった彼女です。
ノホホンとした作風の多い私ですが、実はこういうぶっ飛んだキャラも好きなんですよ。何なら、書きたいんですよ。
でもね、キャラだけ思いついて、肝心のストーリーが思いつかない。
ぶっ飛んでいるキャラって、それなりの理由があるはずなんですよね。物語の中で、本当にその程度のインパクトが必要なのか、そうなった背景は物語で描けるのか。
ここをクリアできないと、本当にキャラを描きたかっただけの薄い話になってしまいます。何なら、キャラを殺してさえしまうから、もったいない。
その点、Bullは見事ですね。
ストーリーの思いつかない私は、人様の作品に便乗することにしましたよ……。
では、次ページへ。
今回は、可愛さやほのぼの一切なしのイラストです。どうぞご了承ください。
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