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25.『Rain doll』FA
わあ、章タイトルが全部アルファベットだ。
英語の見出しみたい。
なんて、アホなことを言っているイラストエッセイはこちらです。
前章に続き、環旅斗さんの作品。
『Rain doll』
https://estar.jp/novels/26122632
ジャンルはホラーとなっていますが、全然ホラーじゃないと思います。
うーん、どちらかというとヒューマンドラマでもいいのでは?
いや、ある意味『ヒューマンではない』からな……。
なーんてね。
サクッと読める短編です。よろしければぜひ。
なお、本作の主人公は、前章の夏美ちゃんシリーズに出てきます、刑事の城木さん。
いやあ、ハート撃ち抜かれました。
見た目もイケメン(多分)、心もイケメンって最強じゃないですか。
で、このかっこよさが作品に上手くハマってるんです。
かっこいい人を書こうとする時、それが目的になってしまうとやっぱり変なんですよね。
まるでそれだけが書きたくて、物語そのものが置き去りにされているような違和感を覚えるのです。
可愛い人、天才、強い人、なんでもそうです。つまりは、何かに秀でている人。
私なんぞは、常にキャラに魅力を託したがるものですから、それはいかんと言い聞かせながら自作を書いております。
それが上手くできているかはさておき(置くなよ)。
話を戻しましょう。
この話は、城木さんだから引き立つ。読んでそう思いました。
作中、とても悲しく切ない話が出るんですが、城木さんがそれをじっと見つめているような、そんなイメージが浮かびましてね。
舞台が廃線跡ということもあって、勝手に浮かんだ脳内BGMは千と千尋の神隠しで流れていた『六番目の駅』です。
まあ、とにかく。
読んだらうわーっと来たわけですよ。
勢いで、描きたくなったわけですよ。
いざ描き始めたら迷子になったわけですよ。
……。
真ん中に立っているのが、城木さん。
何となくですけどね、顔は見えないイメージでした。
周りの子供たちは誰なのか。
作品を読んだ方ならお分かりかと思います。
それと、城木さんが持っている、薄汚れた人形のことも。
次ページ、行程です。
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