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「起きろ」
「zzz…」
「茜部…」
「むー、永遠だぁ~……zzz」
委員長が何度呼び掛けても、起きないチャラ男。あ、ため息吐いてる。お疲れさまー
じゃあ、やるか
「いいんちょー、ちょっと退いてね~わんわんも~」
「?わかった」
「あ…う、うん」
ワンコはなんか察したようなそぶりを見せたが気づいたか。俺は前に出てチャラ男の布団をどかした。そして大きく腕を上げて…
手首のスナップをきかして振り下ろした
「っ!!?…ったぁ!!!」
「アハ…早く起ねぇともっと刺激的なもの振り下ろしちゃうぞ☆オ、ラッ☆」
「あうっ!!!起き、た。起きたからやめてぇ~!!」
あー楽しいなこれ、こうぞくぞくするというか。なんか満たされる?
「っっ、なにそれ鞭!?打たれたところがひりひりする~血出てないよねぇこれ!?」
「あはぁ、ちゃんと傷にならないように手加減して打ったから大丈夫だよぉ~」
「というかなんで鞭!?普通起こすときに使わないよねぇ!?あ、もしかしてつっつんの趣味?」
「ん~ん、副会長。だけど、これ結構いいねぇ。今度買おっかな~」
「ひぇ、あの狐つっつんになにやってくれてんのさ~!」
うん、買おう。これすっげーいいわ、なんで今まで使おうとしなかったんだろう勿体ない。取り合えず後で携帯で購入しておくか。合宿から帰ってくるときには届いてるだろう。フフフ…常備しておけばそこらで歩いていて襲われそうになった時とか、または強姦現場にあった時とかに有効活用できるからなぁ。ああ、夢が広がりんぐ
鞭をうっとりしながら眺めているとなんかみんな引いていた。んだよ
「椿、ってサド?」
「あは、んなわけないじゃ~ん。何言ってんの?」
本当に何言ってんの?
「だって、痛がってんの見て、喜んでる…」
「?これはこいつだからだよ?後これ便利だな~って~」
「…俺そのうち調教とかされそうでされそうで怖いんだけど……」
「あまりにも駄目だったらやるよ?」
「え?」
「え?」
……
「そう、だな……あまりにもひどかったら頼む…」
「いつでもどうぞ~」
「え、俺頼まれちゃうの!?」
委員長からの許可も取ったし、このままでいると中々双子兄を探しに行けないので話を終わらして用意してもらう。待っている間は携帯を取り出してネットショップで鞭を吟味していた。
「ん~これとかどうだろ~」
「…俺、しらない……好きなの選ぶといいんじゃない?」
「完全にそっち方面で開花したな……これ本当に今後大丈夫か?」
「…わかんない、けど友達はやめない、よ?人それぞれ趣味は違うから…うん。自信ないけど」
え、そんなに駄目?自信ないほど?
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後書き
どうしてこうなった
なんか気づいたら椿が新しい扉を開いてしまった。
でもさ、鞭って、良くない?
小説書いているといつの間にか性癖を入れちゃうんですよね~
買って使ってみたいけど学生だし、特殊嗜好だから、ねぇ
まあ部屋に置くとこないので買えないのですが。相手もいないだろうし。なんか小説読んでてドМドSコンビが出てきたりするじゃないですか、それ読んでるといいなーって思っちゃったりします。誰かえむさんいませんかねぇ友達とかで
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