どうやら合宿があるそうですよ

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「で、副会長は何を買ってきたのぉ~?」 「い、いきなりスイッチはいるのやめてくれません!?」 「いや~だって」 「スイッチって何?」 「咲蔵さん!?」 「ん~揶揄いスイッチ~」 「へーこの副会長をね~」 訝しげに見るその目はあり得ないと言っていた。わかるけど、なぁ 副会長は演技に入ることをスイッチはいると揶揄していた。だがそれをそのまま話すことっも出来ないので違うもので代用させてもらった。 まあ今回は言い訳に使ったわけだが揶揄うのも本当の事なので、嘘ではないんだが。 「まあいいや~で、もう一度聞くけど副会長は何を買ってきたのぉ~?」 「あ、それ僕も気になる」 その腕に吊っているビニール袋の中身が気になるんだが。早く教えろよ 副会長はそれを腕から外し、中を広げて見せた。おっ、焼きそばに焼きもろこしにたこ焼きかぁ。…全部焼きって入った物だな。まあいい。どれもうめぇし その後はみんなのところに戻ってワイワイと食い散らかして家に戻った。 でも一回聞かれたのは少しヒヤッとしたかな。 「つっつんは、海に入らないのぉ~?」 チャラ男は会長達と競争してたらしかったけど俺たちが戻ったら既にパラソルん下で涼んでいて、俺に聞いてきた。どうやら俺が海に入っていないのは把握していたらしい。きもい 俺はそれにこう答えた。 「え~なんで?」 なんで?(意味深) その意味に頭を抱えてしまえばいいと思う。ちなみに意味深なだけで意味はない。適当に答えただけだから。真面目に答える義理はないしな。というか答えられねぇし。 そして夜、飯を食った後。 「いえーい!」 「やってまいりました」 「「肝試しの時間でーす!」」 「いやぁぁぁぁぁっ!!」 「お家帰る、僕お家帰るのぉぉぉっ!!!」 「はいはい、帰らない帰らない」 阿鼻叫喚…?だな。双子が宣言した途端にホラーが苦手だろう数人が叫びだした。びくびくしてて隣に縋り付いていればいいと思う。 「ひぇぇぇぇ、俺怖いの無理なんだよぉ…」 お前じゃない、俺のシャツの裾を引くな。 きゅって握ってウルウルした目で見てくるがお前だったら気持ち悪いだけだ至急そこの委員長とかにやりに行けhshsするから。もう動画撮っちゃうから こほん… 今回肝試ししに行くのはこの別荘の近辺にある森の中だ。そこには寂れてしまった神社があるらしい。そこに配られたお札を張りに行くんだとさ。 「行きはよいよい」 「帰りは恐い」 「「帰る時はぜーったいに振り返らないように…」」 双子は身を乗り出して嗤った 「「どこかに連れてかれちゃうからねー」」 「ひぃやぁぁぁぁぁっ!!!」 「やーめーろーよー、もうマジでやめろオッ!楽しいか!そんなに俺らの恐怖心を煽って!!」 「「うんっ!!!」」 「ああああああやだこいつらっ!!」 すまん、周りから見てる俺にとっても面白いわ。ふと、隣を見てみると 「―――」 無表情で前を向いて気絶していた。 大丈夫かこいつ
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