どうやら合宿があるそうですよ

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ペアは部屋での相方。肝試しする順番はくじ引きで決め、A&Bペア、会長&無口ペア、C&名も知らない風紀委員ペア、副会長&ワンコペア、名も知らない風紀同士ペア、双子ペア、風紀委員長&咲蔵ペア、俺&チャラ男ペアの順になった。夜の森の闇に恐怖して抵抗する人と、それを引きずっていく人のペアは何とも面白い。中には泣いてるやつもいるが、まああいつらなら平気だろ。 そうやって引きずり込まれている様を見ていると双子がやって来た。あらかた揶揄いに来たのだろう。 「やあやあ、お二人さん!」 「夜の森は大丈夫ー?」 「「怖いの?ねえねえ怖いの?」」 「ん~俺は大丈夫なんだけど、こいつがね~」 「あはっ!目開けたまま気絶してるー」 「目、乾かないの?」 ああ、乾くだろうな。 「だから目薬こいつの中に飛ばしてるんだ~ちょっと違うところにも跳ねるけど」 「あ、だから顔びっちょびちょだったんだ…」 「鬼畜ー起こさなかったのー?」 「え?だって触りたくないしぃ後鬼畜じゃない」 「「…鬼畜だよ!」」 触りたくねぇんだからしょうがねぇだろ。ちなみに握られた裾はもう引っ張って解放してもらってたりする。次握られたらぶん殴ろうかな…鞭使うか。あんまし進む速度が遅かったら後ろに回って引っ叩けば馬の様に走ってくれるだろうか。 そんな不穏なことを考えていたら隣のチャラ男は身震いして再起動した。 「はれ…?あー、肝試しやるんだったぁってなんでこんな顔濡れてんのッ!?」 「どうしたの~?ダイジョウブ?ナンモヌレテナイヨ?」 「えっえっえっ」 「「…やっぱり鬼畜……」」 そこ(双子)煩い。そんなことはないので黙っていなさい。 濡れているのに濡れていないと言われる恐怖の体験をしたチャラ男は壊れたかのようにえを言い続けて顔を触る。うわぁ真っ青(笑) 「あっ!次は僕たちの番だー!」 「もう行くね、チャラ男は気を付けた方がいいよ?怖がりは良く憑かれやすいからね」 「やだやだやだそんなこと言わないで怖いから無理無理無理なんで肝試しなんてしなきゃいけないの怖いんだよ本当に怖いんだよ……」 お前が一番怖い。耳が煩いので持ってきた鞭で引っ叩いてやった。 艶のある悲鳴をだし、恨めしそうに見てくるが 「きもい」 「ひどいよ~!!」 「煩い黙れ」 「なんか段々遠慮なくなってきてないか!?」 「ソンナコトナイヨー」 「棒読み~っ!」 ん?さっき俺はなにを察知した?鞭で引っ叩いてやった。 艶のある悲鳴を出し、恨めしそうに見てくるが …… →→→悲鳴を出し 気のせいだなっ!(現実逃避)
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