第七章〜卒業〜

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第七章〜卒業〜

二人が付き合って数日がたったある日、春人は桜とデパートでデートをしていた、二人は別々に行動し二人はお互いにプレゼントを買い合流した、春人桜にネックレスを桜は春人に時計をプレゼントした。 それから数日が経ったある日の夜、冬人が寂しそうな声で春人に話し掛けた、「春人…僕…そろそろ…わかれるよ」といきなり言い出した。「何で?…急にそんな…」と春人が言うと「君にはもう大切な人が出来たでしょ?だから僕が居ると君は困るから」と答えた。春人はいきなり過ぎ言葉が出なかった「まぁ…何だ…兄離れってやつだよ!」と冬人は苦笑いをしながら言うと春人は「なんでそんな寂しい事言うんだよ…」と泣きそうな声で言った。 「もう遅いから今日は休も?明日学校でしょ?」と冬人は言い春人は横になった。 次の朝、春人にはわかった、冬人はもう春人の中から離れて行った事を、春人は半分嘘だと思っていたのに本気だったのだとわかり寂しさでいっぱいになるながらも学校へ向かった。 「お…おはよ?春人?」と草太と桜は不思議そうに声を掛けると春人は抜け殻の様にうなずき机に顔をふせた。この日は一日抜け殻になっていた、二人が話し掛けても反応が薄くボーッとしていた。「なぁ!春人・あったよなぁ」と草太は春人との昔話しを桜に話していた、「おーい春人?神木春人さーん」と草太が叫ぶ声に少し遅れ「は…はい」と不抜けた声で返事をすると二人はそんな姿の春人に「どうした?何かあったのか?」と聞くと春人は泣きそうな顔で二人を見つめ少し間を取って二人に言った「冬…冬人が消えた…」と口にした。 「まじか…それは…」と草太は寂しそな顔で言った、桜は黙り込み場の雰囲気は一気に重くなった、草太一言「それは…春人…」と何か言いかけた時だった、「これからどうして行こう…」と春人が言うと桜が「私が居るよずっと春人君の隣りに」と言うと「そうだよ!桜も俺も隣にいるだろ?」と言ったが二人よりも長く一緒に居た兄貴の冬人がいきなりいなくなったのでショックと寂しいさ、孤独は隠しきれない様だった。 春人は少しの間冬人との思い出を思い出していた、一緒に泣いたりケンカをしたり楽しい時は二人で笑い合った日々を思い出しながら夜な夜な泣いた。 数日後、見かねた二人は「春人…こんどの夏、三人で裏山の神社の夏祭り行かないか?」と誘うと春人は「いいよ…二人で行きなよ」と言うと桜は優しく「気分転換にさ?」と微笑み声を掛けると春人はゆっくり首を縦に振った、「よし決まり!」と草太は言い春人の肩にポンと置いた。春人は少し笑顔になった。 「笑顔が見れた」と桜は安心した様に言った、草太は「お気に入りの所行こ」と言い三人はいつもの[お気に入り]の所へ向かった。 それから数日後、草太は二人に「祭りの日…じぃちゃん家行く事になってさ…だから二人で行ってくれね?」と言うと二人な顔を合わせ「わかった」と言った。
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