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「あ、眉村さんだー地下ザコアイドル卒業おめでとう!」
「きゃはは、はじまってもないし」
「でもサーアイドルやめてもリボン付き二つ結びは変わんないんだ」
「爆笑だよねー、まだアイドル気分なんだ」
(だって私は――)
私の卒業は、一部の中で話題になったらしい。当然高校では注目の的になった。だけど私は笑顔で彼女たちを見た。からかうようにニヤニヤするクラスメイトを見て、私はにっこり笑う。
「ありがとう。皆のおかげでアイドル頑張れたよ」
「なっ、それ嫌み!?」
「事実。ここがあったからあっちも頑張れた。あっちがあったからこっちも頑張れた。それぞれがいい原動力だったよ」
「むかつく!」
「よかったら、これからは私と仲良くしてね? なんて」
「はあ!?」
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