第二章 揺れる世界

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第二章 揺れる世界

第二章 揺れる世界   トウカは一人、立っている。   白い花が月の光に照らされながら降り注ぎ、周囲には鳥の声がする。   ただ、いつもより世界が歪んで、ねじれて、寂しく感じた。   白い花に手を伸ばすと、トウカの肌を撫でて落ちていく。
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