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カウンセリング
親の反対をを押し切ってした結婚
案の上、だ。
これ以上振り回されるのは家族にとって、日常生活がままならなくなる。
一緒に住むことを止めて、別のアパートを借りた。
もちろん、その費用を出せる人は限られている。
毎月5万円以上
アパート代
駐車場代
車は必須だ
早くに夫を亡くし、朝から晩まで働く母から、その後20年以上に渡って受け続ける。
その間も毎月のように体調悪いから
整体に行く
カウンセリングに行く
歯医者に行く
病院に行く
「帰りになんか買って来たるわ、何がええ?」
そのたびに万札を母から受け取る。
お釣りが返ってきたことはない。
カウンセリングの先生に、
普通、年老いた親に仕送りをするような年齢ですよね?
と、言われたらしいが、
都合の悪いことは拒絶するタイプ
姉妹が口喧嘩をした。
それを母が止めた。
母は白黒つけることが
良いことだとは思っていなかった。
どちらが正論なのか、ウヤムヤのまま
話は終わる。
姉は何度も考えて、どうしても間違っているとは思えなかった。
それでも、
言い方がきつかったかな?
言い過ぎたかもしれない
などと反省をしていたので、
きっと相手もそうなのだろうと思っていた。
「お姉ちゃんと喧嘩したあとに自分が悪いと思ったことない!」
と言った妹だ。
きっとまた違う、自分の意見を肯定してくれるカウンセラーに通うんだろう。
自分に悪いところがないその妹は、
パート仕事も続かない。
どこに行っても、真面目で、擦り切れるほどに気を使い、家で何もできなくなるほど手を抜かず働くが、いじめられるのだ。
そんな妹はもちろん、
必要なものを買うために貯金がない。
自分の収入を超えていても
必要なものだから、
という理由は正しいのだ。
息子の歯科矯正代
息子の学費、塾代
更に、震災が怖かったから、
収入がなくても、
安全のためだから、
アパートからマンションへ
もちろん、その資金を出せる人は決まっている。
朝から晩まで働く人だ。
それは貸すという名目であったので、
その母の日記には、
今日は1万、○○代
今日は5万、
何月何日と書き記してある。
それでも、怒りは収まらなかったのか、
「私が、こんなになったんは、
こんなに苦しいんは、
お前のせいじゃあ!
土下座して謝れ!」
と罵られ、胸ぐらを捕まれ
土下座しての謝罪を強要され
情けない、
悔しい……
と
書いてあった。
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