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壱
真冬の季節の中
貴方と共にクリスマスツリーを眺めている二人
貴方は私にこれって本当にクリスマスツリーと問いかけてくる
今一緒に眺めているのはクリスマスツリーと言うも貴方は首を傾げている
クリスマスツリーを見たいというから
来ているのにそんな事を言われると悲しい
二人きりで来ているのに雰囲気も台無し
溜息をつく私はクリスマスツリーから離れて深呼吸
私は貴方とクリスマスツリーを見れて嬉しいのに貴方はつまらなさそう
結局来なければ良かったと後悔するももう遅い
二人きりの時間を台無しにされた私はそそくさと帰宅
帰宅しようとすると貴方は私の手で摑んで
イライラしている私は貴方の手を振り払いご機嫌斜め
貴方は私にカルシウム足りているかって言ってくる
その言葉でイラッときた私は駆け足で貴方から逃げる
息を切らせながら逃げていると吐く息が白い
心の中で今日は本当にいつもより寒いなって思う
私が居る場所は公園
ベンチで腰をかけて一休みしていると遅れて来た貴方
息があがっている貴方は文句を言う
そんな貴方の事を無視していると貴方は私の目の前に来る
公園の中には他の人もいるのに貴方は大声で
お前が大好き愛していると叫ぶ出す
恥ずかしい事を言われた私は頬を朱色に染めて他人のフリ
そんな貴方はまたしても大声でお前が大好き愛していると叫ぶ
更に私は頬を朱色に染めて耳まで赤らめているとどうしようもない
恥ずかしい思いをしながらも私はベンチから
腰をあげて立ち上がるも貴方と距離を置く
貴方はまた大声で恥ずかしい事を言おうとしている
そんな私はキスで貴方の口を塞ぐ
何度も何度もキスして
これで満足って言うと貴方は照れながら頷く
私と貴方の空間だけ暖かい領域
私は貴方と腕を組み寄り添い微笑み幸せな一時
何時までも貴方と幸せでいれますように
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