第1章

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 すると美穂さん。今にも倒れそうになる。大袈裟なしぐさはアメリカ人の血譲りかな?  慌ててボディーガードが支えにくる。  ああーいるよねー。そりゃ。  でも、美穂さんが立ち直ったら草陰にササッと隠れてしまった。 「ああ……! 私としたことが! どうして気づかなかったのかしら……! 春香さん! 今すぐお着替えに!」 「いいよ、いいよ。待ち合わせ時間まで気づかなかった私が悪いんだし。次にあるお祭りの時にね! その時は着付けお願いするから」 「春香さ~ん……」  今にも泣き出しそうな美穂さん。美穂さんはなんとか笑顔を作ろうとしていた。
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