第2章

1/15
前へ
/215ページ
次へ

第2章

 ペットボトルのふたをコップがわりにして、注いだミネラルウォーターをグビグビ飲む。 「ふぁ~! 生き返るぅ~」  口元についた滴を片手で払い、妖精はお腹をポンポンたたく。  親父か。 「ありがとー! ここ最近日照り続きなの。そのせいでここら辺りの妖精はもうぐったり」  確かにぐったりしていた。 「フィオはフィオっていうの。えっとぉ。この世界の事知りたいんだよね? ここは街からちょっと離れた田舎村の近くの森だよ。情報を得たいならまずはこの先の村に行ってみるといいよ!」  妖精フィオは笑った。
/215ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加