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第2章
ペットボトルのふたをコップがわりにして、注いだミネラルウォーターをグビグビ飲む。
「ふぁ~! 生き返るぅ~」
口元についた滴を片手で払い、妖精はお腹をポンポンたたく。
親父か。
「ありがとー! ここ最近日照り続きなの。そのせいでここら辺りの妖精はもうぐったり」
確かにぐったりしていた。
「フィオはフィオっていうの。えっとぉ。この世界の事知りたいんだよね? ここは街からちょっと離れた田舎村の近くの森だよ。情報を得たいならまずはこの先の村に行ってみるといいよ!」
妖精フィオは笑った。
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